マンホールへの耐震接続

特徴
1. レベル2地震動に対応
TB工法の採用により、レベル2地震動による地盤の変位に自在に追随します。
2. 高い水密性
変位後も0.1MPaの水圧に耐える止水性!漏水・浸入水を完全にシャットアウトできます。
3. あらゆる形状・角度の接続管に対応
円形管、矩形渠、台付管など、あらゆる形状のコンクリート製管渠に対応し、どのような取付角度でも接合が可能です。
4. 塩ビ管にも対応
塩ビ管専用プライマーを使用することにより、塩ビ管との接合も可能です。マンホール接合部に限らず、ボックスカルバート側壁などの塩ビ管流入部も耐震化が図れます。
5. 優れた施工性
マンホールと接続管の隙間にTBボンドを充填するだけの簡易な作業なので、施工性に優れ、工期短縮が図れます。
6. ハイコストパフォーマンス
従来のゴム製可とう継手に比べて、コストを大幅に削減できます。
ゴム製可とう継手との概算費用比較例(標準施工、材工共、1箇所当り)
| 接続管(mm) | ゴム製可とう継手(円) | マンホールTBジョイント(円) | コスト削減率(%) |
| HPφ400 | 76,400 | 30,900 | 60 |
| HPφ800 | 153,800 | 61,300 | 60 |
| HPφ1200 | 233,400 | 68,300 | 71 |
耐震性能
1. 許容屈曲角
屈曲角の許容値は、高弾性接着剤の変位量が30㎜に達した時(30㎜の充填幅に対して100%の30㎜伸びた時、即ち30㎜→60㎜になった時)の角度とする。
ボックスカルバートを接続した場合の許容屈曲角の一例
| 接続函渠寸法(mm) | 高弾性接着剤幅(mm) | 許容屈曲角 | ||||||
| 内幅 | 内高 | 頂範厚 | 底版厚 | 外高 | 充填高 | 許容変位量 | 変位後の幅 | θ(度) |
| B | H | T1 | T2 | H0 | t | t×100% | tmax | |
| 600 | 600 | 100 | 100 | 800 | 30 | 30 | 60 | 07゚11'00" |
| 1000 | 1000 | 120 | 120 | 1240 | 30 | 30 | 60 | 04゚41'28" |
| 1400 | 1400 | 150 | 150 | 1700 | 30 | 30 | 60 | 03゚26'34" |
2. 許容抜出し量
屈曲角の許容値は、高弾性接着剤の変位量が30㎜に達した時(30㎜の充填幅に対して100%の30㎜伸びた時、即ち30㎜→60㎜になった時)の角度とする。
抜出し量(軸方向変位量)の許容値は、高弾性接着剤の充填幅に対する100%の値とする。
高弾性接着剤の充填幅 t = 30mm → 許容抜出し量 30mm
耐震性能確認試験(ボックスカルバート)

許容屈曲変位状態における水密性試験結果(ボックスカルバート 500×500 )
| 充填幅 (mm) | 屈曲角度 (度) | 内水圧 (MPa) | 保持時間 | 継手部の 水密性確認 |
| 30 | 5.5 | 0.1 | 3分間 | 漏水なし |
許容軸方向変位状態における水密性試験結果(ボックスカルバート 500×500 )
| 充填幅 (mm) | 変位量 (mm) | 内水圧 (MPa) | 保持時間 | 継手部の 水密性確認 |
| 30 | 30 | 0.1 | 3分間 | 漏水なし |
耐震性能確認試験(塩ビ管)

許容屈曲変位状態における水密性試験結果(VUφ200 )
| 充填幅 (mm) | 屈曲角度 (度) | 内水圧 (MPa) | 保持時間 | 継手部の 水密性確認 |
| 30 | 21 | 0.1 | 3分間 | 漏水なし |
許容軸方向変位状態における水密性試験結果(VUφ200 )
| 充填幅(mm) | 変位量 (mm) | 内水圧 (MPa) | 保持時間 | 継手部の水密性確認 |
| 30 | 52 | 0.1 | 3分間 | 漏水なし |
施工手順

施工事例
